さとう式リンパケア上級骨格矯正インストラクター・愛され美人セラピスト養成講座サポート講師・ビーナスセルフケア講師の野木佐智子です。

薄毛が気になる。
髪にボリュームがなくなってきた。
白髪が増えた。
頭皮が硬い気がする。
そんなとき、皆さんはまず何をしますか?
頭皮マッサージをする。
育毛剤をつける。
シャンプーを変える。
おそらく「髪の悩みだから、頭皮をケアしよう」と考える方が多いのではないでしょうか。
もちろん、頭皮そのものをケアすることも大切です。
でも、さとう式リンパケアでは、
「頭皮の問題を、頭皮だけの問題として考えない」
という、とても面白い身体の見方をします。
その考え方をわかりやすく表したものが、
「ソーセージ理論」
です。
もくじ
身体は「一本の魚肉ソーセージ」?
魚肉ソーセージを思い浮かべてみてください。
中身を一枚の薄いフィルムが包んでいて、端から端まで全部つながっています。
さとう式では、人間の身体もそれに似ていて、
頭から足先まで、全身が一枚の袋で包まれているようにつながっている
と捉えます。
もちろん、人間の身体が文字どおりソーセージと同じ構造だ、という意味ではありません。
身体を部分部分に切り離して考えるのではなく、
全身の皮膚や筋肉、ファシアなどが連続した構造として影響し合っている
ということを理解するための、さとう式独自の身体モデルです。
ソーセージを折り曲げると何が起こる?
魚肉ソーセージの真ん中をグッと曲げてみるとどうなるでしょう。
曲がった場所だけで変化が起こるわけではありません。
片側ではフィルムが縮み、反対側ではピーンと引っ張られます。
さらに、その張力はソーセージの端のほうまで伝わります。
さとう式では、身体にもこれと似たことが起きているのではないか、と考えます。
つまり、
張っている場所=原因とは限らない。
その場所は、身体の別の部分の緊張によって「引っ張られている結果」なのかもしれない。
ここがとても大切なポイントです。
肩が凝るから、肩を揉む?
例えば肩こり。
肩が硬いと、
「肩の筋肉が硬いから、肩を揉もう」
と考えるのが一般的です。
でも、さとう式では少し違った見方をします。
肩はもしかすると、
身体の前側や、顎、胸、腕など別の場所とのバランスの結果として張っているのかもしれない。
実際、さとう式では肩こりに対して肩そのものを強く揉むのではなく、胸部など身体の前側をゆるめていく考え方があります。
つまり、
「症状が出ている場所」と「身体全体で起きていること」を分けて考える。
これがソーセージ理論を理解するときのポイントです。
では、頭皮が硬いときは?
ここからが頭皮ケアの話です。
「頭皮が硬い」
と聞くと、
頭を揉んで柔らかくしたくなりますよね。
ところがソーセージ理論で考えると、頭皮は身体という一本のソーセージの「端」にあります。
そして、もう一方の端にあるのが、
足先・足裏です。
身体の途中にさまざまな緊張や引っ張りがあれば、その影響は頭側にも足側にも伝わる。
そう考えると、
頭皮だけを一生懸命ゆるめるのではなく、足先から身体全体をゆるめていこう
という発想になります。
さとう式公式の頭皮セルフケアでも、頭皮だけではなく、足先から頭頂部まで全身をゆるめていくことが大切だと説明されています。
「頭の悩みなのに足?」が、さとう式のおもしろいところ
初めて聞くと、
「髪の毛の話なのに、なぜ足?」
と思いますよね。
私も、この一見離れているものを「全身の構造」という視点から考えるところに、さとう式のおもしろさがあると思っています。
人間は、
頭
首
肩
胸
お腹
骨盤
脚
足
という別々の部品を組み立ててできているわけではありません。
皮膚も筋肉も結合組織も連続していて、私たちは一つの身体として動いています。
だから、
頭皮だけを見るのではなく、「この人の身体全体はどうなっているんだろう?」と考える。
これが私が施術やセルフケア指導で大切にしている視点です。
だから、さとう式は「強く揉まない」
そしてもう一つ、さとう式の大きな特徴があります。
それが、
押さない
揉まない
引っ張らない
という考え方です。
「硬いなら強く揉めば柔らかくなる」
と考えたくなりますが、さとう式では逆です。
強い力を加えるのではなく、
優しく触れる。
小さく揺らす。
呼吸する。
身体を心地よく動かす。
そうやって緊張をほどいていきます。
私が講座で何度もお伝えしている、
「弱ければ弱いほどいい」
という考え方も、ここにつながっています。
硬いものを力で変えようとするのではなく、
身体が自分からゆるめる環境をつくる。
私はこれが、さとう式のセルフケアの大きな特徴だと思っています。
頭皮と「栄養・酸素」の関係
髪をつくる毛包も、生きた組織です。
当然、組織が働くためには酸素や栄養が必要です。
そのため、頭皮の状態を考えるときには、髪の毛そのものだけでなく、
頭皮という組織がどのような環境にあるのか
を見ることも大切です。
さとう式では、筋肉やファシアをゆるめ、身体の中に空間をつくり、体液が巡りやすい状態を目指します。
そして頭皮についても、強く揉んで「流す」のではなく、
ふわっと柔らかく、動きやすい状態をつくる
ことを大切にします。
薄毛や白髪については、少し冷静に考えることも大切
ここは、科学を学んできた私として、とても大切にしたいところです。
薄毛や白髪の原因は一つではありません。
遺伝、加齢、ホルモン、栄養状態、疾患、薬剤、ストレスなど、さまざまな要因が関係します。
ですから、
「身体をゆるめれば白髪が治る」
「リンパケアをすれば薄毛が治る」
と単純に断定することはできません。
さとう式の「ソーセージ理論」も、現時点では人体について確立された医学的理論そのものではなく、
身体を局所ではなく全体として捉えるための、さとう式独自のモデル
として私は理解しています。
だからこそ面白い。
仮説として身体を観察し、
実際に触れ、
セルフケアを行い、
身体がどう変化するのかを見る。
私は、そんなふうにさとう式を楽しんでいます。
「痛いところ=悪いところ」とは限らない
ソーセージ理論から私が一番伝えたいのは、これです。
身体を部分だけで見ないこと。
肩が痛いから肩。
腰が痛いから腰。
頭皮が硬いから頭。
そうやって症状が出ている場所だけを追いかけるのではなく、
「身体全体では何が起こっているんだろう?」
と一度考えてみる。
すると、セルフケアの見方が大きく変わります。
頭皮をゆるめるために足を触る。
肩を楽にするために胸をゆるめる。
顔をリフトアップするために身体から整える。
一見遠回りに見えることが、
全身がつながっていると考えれば、とても自然なこと
に見えてきます。
身体は、全部つながっている
私たちの身体は、
「肩」
「腰」
「顔」
「頭皮」
という名前をつけて区切ることはできます。
でも、実際の身体にはそんな境界線はありません。
頭から足先まで一つの身体です。
だから私はセルフケアをお伝えするときにも、
「ここをこうすれば、この症状が消える」
というHow toだけではなく、
なぜこのケアをするのか。
身体の中で何が起きていると考えるのか。
という理論まで一緒にお伝えしたいと思っています。
自分の身体の仕組みがわかると、
セルフケアは「やらなければならないもの」ではなく、
自分の身体を観察する時間
に変わります。
身体は一本のソーセージ。
ちょっと変わった名前ですが、
「身体は全部つながっている」
ということを、とてもシンプルにイメージさせてくれる理論です。
頭皮が気になる方も、
まず頭だけを見るのではなく、
足先から頭まで、自分の身体全体をゆるめる
という視点を持ってみてください。
身体を見る景色が、少し変わるかもしれません。
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骨格美人Lab.
ビーナスセルフケア講師
野木佐智子
ケアを科学する。
身体の仕組みを知って、自分の身体を自分で心地よく整えるセルフケアをお伝えしています。

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